「人生は楽しいかい?」はヒットだった。
Audible で聴いた人の感想が皆、★5つというのも理解できる。
主人公は若いサラリーマン。
何をやってもうまくいかないし、出世争いでは同期に先を越された。
ある日、電車の中で同じ会社の女性社員が危なそうなオッサンに絡まれているのに遭遇した。何かしなくてはいけない、でも体が動かない、声も出ない。そんな状況の時に登場したのが怪しい関西弁をしゃべるロシア人のおっさん、ゲオっち。あっという間にその場を収めてしまう。
その後、縁あってゲオっちに再会した主人公は弟子となり、色々と教えてもらう。その内容はロシア特殊部隊スペツナズの格闘術「システマ」であるが、それ以上に人生や人間関係にも広く応用できるものになっている。
後は主人公がゲオっちの教えを受けながらサラリーマンとしても成長して壁を越えていく物語だ。
あとがきによると、元々はシステマを紹介する真面目な教科書風の本だったが、これを物語風にした方が良いという編集者の提案で、ドタバタ喜劇にしてしまったらしい。人生の知恵が詰まった内容と、関西弁をしゃべるロシア人という組み合わせが絶妙で最後まで一気に聴いてしまった。
ストーリーとしても面白かったがシステマの教えも現実の人生に応用できそうだ。
結論:ゲオっち。日本の若者を救ってやってくれ!
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