「イミテーション・ゲーム」という映画が面白かった、と彼は言った。
イギリスの数学者、アラン・チューリングが、第二次世界大戦中にドイツの暗号、エニグマを解読した話だ。
面白いのはチューリングが作った解読用マシーンはエニグマ専用ではなく、汎用機だったことだ。
残念ながらチューリングの偉業自体が機密とされた。
暗号が解読されたことが分かったら、敵は暗号自体を変えてくる。
そうなったら暗号解読は1からやり直しになる。
ドイツが敗けたとはいえ、戦争はいつまた勃発するとはかぎらない。
たとえその業績が知られることがなかったとしても、世界最強の暗号を解読した、というのは数学者にとって何物にも変えがたい喜びだろう。
そういえば、駅まで送った数学者も専門の1つが個人情報保護だと言っていた。
さしずめ解読されてはならない現代の「エニグマ」といったところだろう。
結論:アラン・チューリングこそコンピュータの父かも
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