こちらはインド人数学者、ラマヌジャンが主人公だ。
1910年代のイギリスでは、インド人に対する風当たりが強かった。
だから、せっかくの天才数学者もすんなりケンブリッジ大学に受け入れられなかった。
おまけに彼にとって数式は単なる直観だ。
「寝ている間に女神が教えてくれた」とかわけのわからないことを言っている。
本人にも証明のしようがない。
でも、周囲に理解されるためには証明しなくてはならない。
これがまた彼にとっての障壁となる。
我々がしゃべっている日本語に「文法的解説をせよ」と言われるみたいなものか。
やってできなくはないが、勘弁してくれ、と思うのが普通だ。
結局、ラマヌジャンが26歳までに発見した数式がすべて証明されたのが1997年。
実に彼の死後、80年近くもかかってしまった。
そんな彼の一生が映画になっている。
たった32年間の一生だけど。
結論:天才を理解するためには別の天才が必要だ
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。