計量政策学者を名乗っている元財務省官僚。
面白いのが「バブルは悪ではない」という説。
数字で見れば、当時のインフレ率2~3%、失業率2%台、名目経済成長率5~8%と理想的な状態だったそうな。税収総額も60兆円!
問題は株価と土地価格だけが異常な上昇をしていたことだ。
筆者によれば、営業特金等で違法スレスレの営業をしていた証券会社が悪いということになる。そこで、当時の大蔵省は「証券会社の営業姿勢の適正化及び証券事故の未然防止について」という通達で株価上昇を抑制し、さらに「土地関連融資の抑制について」という通達で土地価格上昇を抑制してバブル解消を図ったのだそうだ。これらは政策というよりも、単に法律の抜け道を塞いだだけのことだと筆者はいう。
ところが、日銀が誤った判断で公定歩合を引き上げて金融引き締めたために失われた20年に突入してしまったというのが筆者の論理。
ここまで来るとよく分からないのでもう少し勉強しよう。
結論:バブルについて語るのも面白い
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。