2017年8月22日火曜日

【★ 「母さん、ごめん。50代独身男の介護奮闘記」読了】

「母さん、ごめん。50代独身男の介護奮闘記」を最後まで読んだ。
認知症になった80代の母親を同居している独身の息子が介護する話。

これでもか、と介護の現実を描いている。
尿失禁、便失禁、介護への抵抗。
そして遂に母親に手を上げてしまう。

平手で何度か顔を叩き、母親は口の中を切ってしまう。
血の滴りをみて、ふと我に返った。
「お母さんを叩くなんて」と母親はぶつぶつと呟く。
しばらくすると
「あれ、なんで私、口の中を切っているの、どうしたのかしら」
と言い出した。
なんと、数分前の出来事が記憶に残っていないのだ!
リアルな認知症の恐怖。

最後に高齢化社会に対する著者の提言がある。
一々もっともだ、と頷きながら読んだ。

結論:全国民が読むべき本だと思う。






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