2017年11月4日土曜日

【★ 欠員率とは?】

経済関係の本を読んでいるとよく出てくる「欠員率」という用語。景気を論ずるUV曲線を作成するときに必要になってくる。UV曲線については後日改めて触れる。

欠員率が何なのか、よく知らなかったので、畑違いの理系頭で考えてみた。

世の中、「職」と「職を求める人」のバランスで成り立っている。ここでは「職を求める人」を「労働者」と呼ぶ。うまく職に就くことのできた人は「雇用者」となる。職に就くことのできなかった人は「失業者」となる(図1)。

よって、失業率 = 失業者数 / 労働者数 となる。ただし労働者数は直接的な数値がないので、「失業者数+雇用者数」で代用する。したがって、失業率 = 失業者数 /(失業者数+雇用者数)となる。

世の中、失業者がいる一方で、余った職があるのも事実。IT 技術者を募集しても条件が高度すぎて応募する人がゼロということもあり得る。ということで、余ってしまった職を欠員と呼ぶ(図1)。

したがって、欠員数を職の数で割れば欠員率が出る。
つまり、欠員率 = 欠員数 / 職の数 だ。

ところが欠員数というのは直接的な数値がない。そこで、「求人を出したけど埋まらなかった職の数」、つまり「有効求人数-就職件数」で代用する。

一方、職の数も直接的な数値がない。そこで、「欠員数+雇用者数」で代用する。先ほど欠員数を「有効求人数-就職件数」で代用したので、これを代入して、職の数は「有効求人数-就職件数+雇用者数」とすることができる。

よって、欠員率 =(有効求人数-就職件数)/(有効求人数-就職件数+雇用者数)となり、一般的な定義と一致させることができた。


結論:欠員率を出すことができた。次はUV曲線の見方だ

注)素人考えなので用語の使い方など間違いがあるかと思います。気づいた人はそっと教えてください。こっそり修正します。

















0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。