物価水準の財政理論(Fiscal Theory of the Price Level)、いわゆるシムズ理論は今年の初め頃に話題になっていたそうだ。僕は YouTube を見ていて初めて知った。
無茶苦茶簡単に言えば、
〇 金利を引き下げると、直後には物価上昇、長期的にはデフレ
〇 金利を引き上げると、直後には物価下降、長期的にはインフレ
〇 財政出動は物価水準をあげる
ということらしい。
「インフレは財政拡張だけでは生じない」物価水準の財政理論(FTPL)とは 岩村充・早稲田大学大学院教授インタビューの図4が分かりやすい。
この理論によれば、「金利引き上げ+財政出動」が日本にとってはベストということになってしまう。
結論:金利引き上げによる物価下落の分を財政出動で補って緩やかなインフレを目指すべきなのか?
結論2(追記):まずは金利引き下げ+財政出動で即効的な物価上昇を図り、その後で金利引き上げによって長期的なインフレを狙うのも1つの方法。というか、米国はじめ多くの国がこの作戦を採用している
図4「インフレは財政拡張だけでは生じない」より
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