朝早くといっても午前8時だから、そんなに早くない。
パン屋にはまだ2種類しか並んでいなかった。
ポテト系とウインナー系だ。
「パンドミーはまだ?」
店の女の子にきいた。
「食パンはまだなんです」
残念。
「でも、こちらにあるものはお出しできます」
「おお!」
「小豆パン、クリームパン、クロワッサン・・・」
「じゃあ、そのクリームパンちょうだい」
手を伸ばしてとろうとしたら女の子は焦っていた。
「まだクリームを入れていないんです。すぐに入れます」
そういって店の奥に引っ込んだ。
どんな風にクリームを入れるのか興味があったので覗き見した。
冷蔵庫から何やら出してきて注ぎ込んでいるみたい。
こちらには背中しか見えていなかったので推測するのみ。
「ほかに何か?」
「これはチーズパンかな?」
「ええ」
「じゃあ、これも買います」
そう言いながらトングを伸ばしたら、再び焦らせてしまった。
「ちょ、ちょっと待ってください」
粉チーズを振りかけて完成するものらしい。
家に持って帰って食べたら、冷えたクリームが美味かった。
結論:パンは奥に準備されている

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