個人でできないことを大勢で成し遂げようとするのが会社だ。
それぞれが特殊な仕事に特化することで効率化が図られる。
1たす1たす1が3ではなく、10にも20にもなる世界。
とはいえ、いつも上手くいくとは限らない。
利益の出ない部門は整理することになる。
簡単にいえば部門閉鎖。
そうすると、製造物のテストを行う、などという特殊な仕事はつぶしがきかない。
いかにその能力に長けていたとしてもだ。
たとえて言えば、江戸時代に生まれてしまったF1ドライバーみたいなもんだ。
そこで製造物テストを行ってきた人は無関係の部門にうつるか辞めるかの2択。
この社員を別の部門にうつしたとしても給料は新人よりずっと高い。
しかも新しい仕事を覚える能力は新人に劣るかもしれない。
会社としては辞めてもらいたいのが本音。
とはいえベテラン社員を無碍に辞めさせるというのも人情のない話。
そこで割増退職金を払って辞めてもらうか、子会社への転籍となる。
子会社への転籍なら合法的に給料を下げることができる。
かくして子会社は不要な人材の押しつけ場所となる。
嗚呼、サラリーマン! 汝はただの歯車ぞ。
僕もただの歯車だ、トホホ。
公務員の場合も似た状況だ。
どんな仕事についていても 2~3 年で異動がある。
その人が向いていようがいまいが、関係なし。
人事異動は命令なので、嫌なら辞めるしかない。
内心、「異動も嫌、辞めるのも嫌」と思っている人も多かろう。
でも、皆、神妙な顔で命令を受ける。
心の不調が出てしまうのもむべなるかな。
嗚呼、公務員! 汝もまた歯車ぞ。
そうすると、歯車人間が大部分だ。
結論: 歯車上等! それでも幸福を追求すべし
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