2017年7月7日金曜日

【★『新・所得倍増論』を読んで】

「新・所得倍増論」(東洋経済新報社)はイギリス人によって書かれたもの。
著者はデービッド・アトキンソン、1965年生まれ。
元はゴールドマン・サックスのアナリストで、現在は小西美術工藝社の社長さん。

現在の日本がいかにダメかを説明し、その対策を説いている。

たとえば、我々の漠然としたイメージの日本はこんなところだろう。
〇 GDPで中国に抜かれたが、人口1人あたりGDPは非常に高い。
〇 最近はノーベル賞ラッシュだ。
〇 オリンピックも大活躍。

で、人口1人あたりに換算したデータで確認してみる。
GDPは世界27位、ノーベル賞は39位、夏季オリンピックメダル数は50位。
これが現実だ。結局、1億2千万人という人口に物を言わせているに過ぎない。

逆に言えば、日本経済はまだまだ伸び代がある、というのが著者の主張。

後半は対策だ。
女性の活用、移民政策の見直し、観光業、農業政策に活路を見出せ。
そのように著者は述べている。
この部分は今度紹介したい。

結論:国全体として良い方向に向かいたいものだ。


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