知らなかったが、第142回(平成21年度下半期)の直木賞受賞作だそうだ。
面白かった。
けど、昨日紹介した「コンビニ人間」の方が僕は好きだ。
「ほかならぬ人へ」は、財閥の家に生まれた主人公の話だ。
キャバクラ嬢と結婚するが、その結婚生活がグジャグジャになる。
救いようがないほどにひどいことになってしまう。
僕は自分の人生が単純だからか、このテのグジャグジャが苦手だ。
後半は主人公が救われるが、ここが駆け足になってしまっている。
前半の重さに匹敵するものを後半に求めたかったけど、ダメかな?
よくできている小説には違いない。
このような話が好きな人も大勢いるのだろう。
結論:「ほかならぬ人へ」は一読の価値があると思う。
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