2018年5月27日日曜日

【★ 民話の構造つづき】

昨日はロシアのウラジミール・プロップによる民話の構造解析に触れた。
ロシアの民話はすべからく7種類の登場人物と31個の機能(モジュール)でできている、ということだ。

本日は北米先住民族の民話を解析したアラン・ダンダスに触れる。
ダンダスは北米先住民族の民話においてもロシアと同じような構造があることを見出した。ただし、解析については少し発展させている。

ダンダスは「モチーフ素」というものを提唱している。
つまり、
〇 欠乏と解消
〇 課題と達成
〇 禁止と違反
〇 欺瞞と成功
〇 結果と脱出の試み
といったペアだ。
これらのモチーフ素が組み合わさって物語ができる。
さらに複雑なものとして、
〇 禁止、違反、結果、脱出の試み
〇 欠乏、課題、達成、解消、禁止、違反、結果
となっているものもあるらしい。

こちらの方がかなり実用的な気がする。

今回も「民話の形態学って何?」を参考にした。

結論:これはもう民話を書くしかない!

シャーマンのイラスト




0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。