2017年5月23日火曜日

【★佐藤天彦名人とは】

昨日は佐藤天彦名人が将棋ソフトに敗けた事を述べた。

調べていて知ったのだが、佐藤名人はあの高校生奨励会員だったのだ。

あの、というのは・・・

時は2005年。
プロ棋士相手に17勝6敗、実に勝率7割以上のアマチュアがいた。
瀬川晶司氏、35歳。

瀬川氏はもともとプロへの登竜門である奨励会会員であったが、
26歳までに四段昇段を果たせず、退会を余儀なくされたのだ。

一旦は諦めたものの、夢絶ち難く35歳にして将棋連盟に嘆願書を出す。
つまり、プロ編入試験を受けさせてくれ、というものだ。
そして全棋士の投票による多数決でプロ編入試験が許可された。

なんと61年ぶりのプロ編入試験が行われることになった。
6戦やって3勝すれば、夢がかなってプロへの編入が認められる。

「サラリーマンの挑戦」
瀬川晶司が挑むプロ棋士への六番勝負

そうメディアで喧伝された。

その第1戦で瀬川氏を打ち負かしたのがまだ高校生の奨励会員。
彼こそ後に第75期名人になる佐藤天彦その人だった。

そりゃ強いわ。

当時から将来を期待されてたみたいだ。

結論:日本将棋連盟も容赦ない人選をしたもんだ

王手のイラスト



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