2017年5月27日土曜日

【★「ザ・クリスタルボール」を語る】

昨日は TOC(制約条件の理論)が販売にも使えると述べた。
その方法を小説仕立てにしたのが「ザ・クリスタルボール」
今日はその中身を簡単にまとめる。

(あらすじ)
舞台はフロリダ州のアパレルメーカー店。
アメリカ南東部で有名なハンナズショップの1店主、ポールの物語。
ポールの店は成績不振で、同エリア10店舗のうちの8番目。
もちろんその状況を打開する必要がある。
ところが、ひょんな事から店に置く在庫の量が制限されてしまった。
そこで会社の地域倉庫に置かせてもらい、店に置く在庫は最小限とした。
1枚売れれば1枚、3枚売れれば3枚、毎日補充した。
なぜか売上がうなぎ昇り。なぜか?
小売店共通の悩みは人気商品の品切れと不人気商品の売れ残り。
ポールは会社の地域倉庫で人気商品を他店から融通してもらったのだ。
人気商品はどんどん売れ、不人気商品の在庫は最小限となった。
売上トントン拍子のこの方法を地域10店舗に拡げて、地域がウハウハ。
さらにこのノウハウをアメリカ国内の全店舗に拡大し、売上アップ。
ところがアジアのサプライヤーからの供給が思うように行かず。
そこでサプライヤーからも小ロットで都度補充してもらうこととした。
そうするとまた売上が倍増しハンナズショップは目出度し目出度し。

(感想)
まず、シリーズ何作目かの「ザ・チョイス」に似ている。
アパレルメーカーで小ロットの補充というアイデアは全く同じ。
これ、トヨタ生産方式のジャスト・イン・タイムと同じじゃん。
つまり仕掛品を最小限にし、使った分だけ補充する方法だ。

結論:TOCはTPS(トヨタ生産方式)だった!






0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。