「チェンジ・ザ・ルール」は、ゴールドラット博士の3作目。
ランダムに読んでいるので、何作目かは意識していなかった。
ごく簡単に一部を紹介する。
【その1】
画期的な在庫管理システムを企業に売ったときの話。
それまでは正味在庫必要量を20人×数日がかりで計算していた。
だから更新頻度は1ヶ月に1回程度というのが業界の慣習だった。
ところが新しい在庫管理システムなら一晩でできる。
にもかかわらず大部分の企業は新しいシステムに不満だった。
なぜなら、相変わらず月1回の更新しかしていなかったからだ。
システムの能力を生かし切っていなければ利益も生まれない。
一方、一部の企業は常に正味在庫必要量を更新し、大満足。
彼らはシステムの能力を生かし切っていたのだ。
教訓:新しいシステムにあわせて旧いルールを変更せよ
【その2】
「新たに〇〇という機能がつきました」はどうでもよい。
「この製品は御社に○○億ドルの利益をもたらします」が必要。
教訓:顧客企業には製品とともに、バリューを売り込め
【その3】
もはや企業対企業の戦いではない。
サプライチェーン対サプライチェーンの戦いなのだ。
エンドカスタマーが購入した段階ではじめて真の利益が発生する。
教訓:サプライチェーン全体の最適化が必要だ
その3の教訓は、はトヨタ生産方式を連想する。
ジャスト・イン・タイムは下請けにまで行き渡っているらしい。
トヨタ・ファミリーもサプライチェーンとみなすことができる。
結論:「チェンジ・ザ・ルール」読むべし!
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