2018年1月29日月曜日

【★ 「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」】

Audible で聴いていた「奥右筆秘帳」シリーズが10巻で終わってしまった。全部で14巻あるうちの10巻までしかオーディオブック化されていなかった。仕方ないので11巻以降はキンドルで読んでいる。

それはさておき、「奥右筆」が終わったので単純作業の友がいなくなった。あれこれ試してみたが、必ずしも時代小説が良いわけではなさそう。手あたりばったりに聴いてみてヒットしたのが「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」だ。

作者の米原万里(よねはらまり)氏はロシア語通訳ほか色々な顔を持つ。僕が覚えているのは、週刊文春で「私の読書日記」を書いていたことだ。毎回読んでいたわけではないが、唐突に癌治療の記述がでてきた。彼女が亡くなったのを聞いたのは、それからしばらくしてからだ。

「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」は2002年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したとかで、評判が良かったように記憶している。でも、今まで読む機会がなかった。

今回、Audible で聴いてみると、これが随分面白い。1960年頃のプラハでソビエト人学校でともに学んだ級友たちを30年ぶりに探し当てるという話だ。それぞれに小学生時代には想像もできなかった人生を送っているのだ。

まだ聴き終えていないが、しばらくは単純作業の友になってくれそうだ。聴き終えたら、また報告します。


結論:「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」、聴くべし



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