プロジェクト管理にTOC(制約条件の理論)をどう使うか?
それがテーマだ。
プロジェクトとは、たとえば
〇ショッピングモールを建設する
〇新型のモデムを開発する
〇250戸ほどのアパートを建設する
などのことを言う。
多くは期限内に終わらず予算もオーバーする。
それも大幅なオーバーだ。
どうやって期限内、予算内におさめるか?
それが今回のテーマ。
まず、プロジェクトは多数のステップからなる。
先頭から最後尾までが最長となるのがボトルネック。
クリティカルパスと呼ばれるものだ。
だからクリティカルパスに注目すること。
そして各ステップのセーフティマージンは取り上げてしまう。
セーフティマージンとは期限を見積もるときの余裕のこと。
どうしても各ステップはマージンを確保したがる。
これは人間の本能に近いものだ。
これらのマージンはまとめてプロジェクトの最後に置く。
しかし非クリティカルパスもスムーズに行くわけではない。
そこに希少資源が存在することがあるからだ。
例としてデジタル・プロセシング部門(X)があげられていた。
問題は、(X)のキャパが限られていること。
そして複数の非クリティカルパスに存在することだ。
そうすると(X)を考慮にいれなくてはならない。
(X)を考慮にいれたものはクリティカルパスとは別だ。
そこでこれをクリティカルチェーンと呼ぶことになった。
また、複数のプロジェクトが走っている場合も問題だ。
えてして(X)は取り合いになるからだ。
そこで(X)をどの順序で使うかが問題になる。
プロジェクトの目標完成期日で順序を決めると良い。
結論:「ザ・ゴール」の2倍くらい難しいつもりで読もう。
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